血糖値の異常を早期に見つける
- 診療関連
血糖値の異常を早期に見つける
健康診断で血糖値が高いと指摘されて糖尿病が心配ですとの
ご相談を受けることがよくあります。
血糖値は、刻々と変動します。
食事をすることで血糖値は上昇し、
正常な方は食後2~3時間でほぼ食前の状態にもどります。
糖尿病にならないためには、
血糖値の異常を早期に見つける必要があります。
血糖異常の早期発見には どのタイミングで検査するのが良いと思われますか?
食前?
食後?
答えは、食後です。
食後1~2時間での血糖測定が早期発見につながります。
将来、糖尿病になってしまう方の多くは、
空腹時ではなく食後の血糖値から高くなります。
食後におけるインスリン分泌障害が原因です。
そのため空腹時で検査する健康診断で血糖値の異常(高値)を指摘された場合、
糖尿病に至っていなくても、
すでに糖尿病予備軍 という状態がしばらく続いていた可能性が高いです。
食べ過ぎは、食後の高血糖に至る主な原因です。気を付けましょう。
写真はクリニックのみんなが好きなおやつです。
病みつきになるね~。と言ってポリポリ。
放っておくといくつでもなので、
スタッフそれぞれマイルールでセーブしています。
おしゃれな小ぶりの器に入れていただく。
数を決めていただく。
ちょっとした心がけが大事だと思います。