日本糖尿病学会
- 診療関連
日本糖尿病学会
第64回日本糖尿病学会年次学術集会が
今年の5/20~22にLIVE配信されました。
『日々の診療での気付きから、
新しい糖尿病学を切り拓く』がテーマです。
食事療法の個別化についての
セッションがありました。
学会発表や私たちのFGM(フラッシュグルコース
モニタリングシステム)の経験から、
同じものを食べても血糖値が上がりやすい方もいれば、
ほとんど変化しない方もいることが分かりました。
糖尿病の患者さんは
食べてはいけない食材はありません。
好きな食材を中心に美味しく食べて良いと考えています。
が、カロリーと栄養バランスは重要であり、
太っては(肥満)いけません。
肥満では糖尿病合併症が発症進展してしまいます。
塩分の摂りすぎも注意です。
とにかく、食べた方が良いのは、野菜です。
食物繊維の摂取量と脳卒中の発症リスク低下が関連しています。
65歳以上の方は減量よりも
しっかりとタンパク質を食べることも重要です。
植物性タンパク質を中心にしっかり食べましょう。
足腰が弱くなると転倒や誤嚥の危険性が高くなります。
そんなに食べていないのに、減量できません。
とのご相談を受けることがあります。
減量につながる「気づき」を一緒に見つけましょう。