2型糖尿病 発症リスクについて
- 診療関連
2型糖尿病 発症リスクについて
糖尿病は発症の原因によって、1型、2型、その他、妊娠糖尿病に分類されます。
糖尿病患者の95%以上が2型と言われています。
今日は2型糖尿病のお話しをします。
2型糖尿病に将来なってしまうかどうか。
事前に分かれば と思いませんか?
2型糖尿病は、急にある日突然、発症するものではありません。
徐々に血糖値が高くなり、糖尿病予備軍を経て2型糖尿病に至ります。
2型糖尿病の発症リスクを高める要因として、
①加齢②体重増加③糖尿病の家族歴④高血圧症⑤喫煙⑥飲酒が分かっており、
生活習慣の改善で糖尿病発症リスクを減らすことが期待できます。
糖尿病は、血糖値を下げるインスリンの働きが弱まってくることで発症することから、
糖尿病の診断に用いられる「75g経口ブドウ糖負荷試験」により、
発症リスクを知ることができます。
インスリン分泌指数(検査後30分で増加した血糖値に対し、どの程度インスリンが分泌したか)が0.4以下の場合、
将来糖尿病が発症する可能性が高いとされています。
空腹時血糖値が100~109mg/dLの方や
HbA1c:5.6~5.9%の方は将来糖尿病になるリスクが高いとされており、
75g経口ブドウ糖負荷検査をするのが望ましいとされています。
国立国際医療研究センターが3年以内に糖尿病を発症する確率を表示するシステムを開発しています。
糖尿病と診断されたことがない30-64歳の方を対象としています。
ご興味のある方は入力してみてください。
https://www.ncgm.go.jp/riskscore/
写真は我が家の雛人形です。
娘がふたりいます。
幸せな人生を送ってほしい、親の願いです。