針のいらない血糖測定器:リブレ
- 診療関連
針のいらない血糖測定器:リブレ
「FreeStyleリブレ」の保険適応がインスリン療法を行っている患者様、
すべての方へ拡大されました。
「FreeStyleリブレ」は皮下に入れるセンサーで、
間質液中のグルコース濃度を血糖値に換算しています。
8時間以内に1度スキャンすることで、
24時間連続的に14日間血糖変動をモニタリングすることができます。
前日の食事の影響が翌日のデータでわかります。
センサーは腕に装着します。
読み取り装置(リーダー)やスマホでスキャンができ、
現在のグルコース値と過去8時間分の変動を示すグラフが表示され、
変動パターンを確認できます。
先日リブレ装着の患者さんの診察時に、
あれ?この日はずいぶん変動していますね。データを見ながら問いますと。
あ~、その日は外出して甘味をいただいたのですよ。
なるほど。次回はあまり時間をあけ過ぎずにできるだけ低GI食から召し上がってください。
ということがありました。
食生活がしっかり把握できます。
同じ食事を同じ順番で食べても
血糖変動が一人ひとり異なることを私自身、経験しています。
血糖値を知ることで、食事・運動の取り組みの振り返りにつながりHbA1cが改善します。
また、食後の状況を知ることで食後過血糖を改善し、
動脈硬化の発症・進展を予防できます。
センサーは、耐水性であり、入浴・シャワー・水泳も可能です。
写真がリブレ装着時のものです。