第65回日本糖尿病学会年次学術集会
- 診療関連

第65回日本糖尿病学会年次学術集会が神戸で開催されました。
今学会のテーマは、
「知の輝きと技の高みへ 人の集いがつくる明日の糖尿病学」です。
糖尿病学の進歩は目覚ましく、
基礎的研究から開発された新たな薬剤や診療機器が診療へ活用され
血糖コントロールの改善に寄与しています。
また糖尿病患者の高齢化により、
患者さんを支える方々へのサポートがより一層求められています。
コロナ禍の中で、集う機会が制限されており、改めて人の集いこそが、
知を輝かせ技を高める機会になるとのメッセージです。
当クリニックでは、 スタッフ皆来院時の患者さんへの声掛けを大切にしています。
「おはようございます。お変わりないですか」
このひとことが大事だと思っています。
診察は、クリニックに入られた時から始まっています。
患者さんの顔色や声の調子、歩き方、医師へ伝えたいことの有無などの情報をスタッフ一同共有し診察に活かすよう心掛けています。
こういった心掛けは、
生活習慣病である糖尿病や脂質異常症、高血圧症、高尿酸血症において
生活に変化があれば、速やかにその変化に応じた調整をする必要があるからです。
特に高齢者の患者さんには、小さな変化が病状に大きく影響することが多いため、
ご本人からの情報と共にご家族やケアマネージャーさん、
調剤薬局の薬剤師さんからの情報も共有しながら診療しています。
良い薬や便利な医療機器を活かすためにも、
患者さんを中心として医療従事者皆が一丸となり、
治療を行っていくことが重要だと考えます。
写真は大井町駅前の平和の誓いの像の花壇です。
きれいな花々に癒されます。