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脂質異常症と薬

  • 診療関連

脂質異常症と薬

脂質異常症の治療に薬が必要な場合は、

①高コレステロール血症 ②高中性脂肪血症です。

今回は高コレステロール血症:悪玉コレステロールであるLDLコレステロールが

高い場合についてお話しします。

 

コレステロールはホルモンの材料になる等、身体にとって必要な栄養素です。

コレステロールの多い食材を食べなくても、

コレステロール以外の栄養素からも作られています。

治療の基本である食べ過ぎに注意しコレステロールの高い食材を控え、

運動することでLDLコレステロールは低下します。

ですが、食事・運動で低下する割合はおよそ20%程度と考えられています。

食事・運動療法の取り組みで動脈硬化予防の目標値まで改善されない場合は、 

薬を開始する必要があります。

薬には①コレステロールの合成を抑える薬、

②コレステロールの吸収を抑える薬があります。

単独で使用することが多いですが心筋梗塞や脳梗塞を起こされた方などは

①②両方の薬を用いてしっかりコレステロールを下げることもあります。

薬によって改善できます。

薬を開始することに不安を覚える方もいらっしゃると思います。

その際は、医師や薬剤師に相談しましょう。

 

写真は、shodai bio natureのチョコレート”ミモザ”です。

これがチョコレート?!まるで花びらです。

パリッとした食感とパッションフルーツ、オレンジの

甘酸っぱさに春を感じます。