朝食をとらないと体重が増えやすい?
- 診療関連

朝食をとらないと体重が増えやすい?
厚生労働省の成人における調査では朝食を摂らない方が男性の約3割、
女性の約2割と報告されています。
当院での糖尿病患者さんの問診でも長きにわたり朝食欠食の方が多いです。
夕食が遅くなり翌朝食欲がでない事やダイエット目的との理由が主なものです。
体重に限っていえば朝食を摂らないとかえって体重が増えやすいと報告があり、
実際私の周りでも朝食をしっかり摂っている方に肥満の方は少ないです。
朝食の欠食により、
エネルギー不足となり午前中の活動量が下がってしまう事や、
長時間の空腹により昼食や夕食を食べ過ぎてしまう事、
食べた栄養の吸収スピードが速まる事、
朝欠食する人は食物繊維が少ない傾向にある事等の理由から体重が増えやすいと考えられます。
中高年の方の朝食欠食は特に注意が必要です。
筋肉量の低下や筋力の低下にもつながるため、
一旦増えた体重は減りにくくなり生活習慣病の発症リスクが高まります。
朝食メニューはこらなくてもいいと思います。
これまで欠食が続いた方は、バナナと乳製品からはじめてみるのは
いかがでしょうか。
写真は新潟ピア万代の朝市です。