気象病(天気病) とは
- 診療関連
気象病(天気病) とは
日頃 頭痛持ちなのですが天候が悪化すると頭痛が酷くなり辛いですとのご相談がありました。
その患者様は天気予報よりも正確に天気の変化が分かりますとも話されていました。
気圧や気温、湿度等 気象の変化で頭痛や、めまい等の症状が出ることがあり、
「気象病(天気病)」 と呼ばれています。
耳の内側にある「内耳」と呼ばれる聴覚や
平衡覚をつかさどる部分が気象の変化により過敏に反応し
自律神経のバランスを乱す事が原因と考えられています。
頭痛に限らず気象の変化により病状の悪化がみられる場合、
気象病の要素が含まれることがあります。
対策として、耳周辺の血行を良くする方法があります。
両耳を軽くつまんで上・横・下それぞれ5秒引っ張る、
耳を包むようにして5秒キープです。(NHK:Newsおはよう日本5月27日放送より)
薬物治療の面からは内耳のリンパ液の流れが滞ることが関与している事から、
漢方薬の五苓散のような去湿利尿効果作用のある薬が効果的です。
梅雨入り間近です。ご心配な方はご相談ください。
写真は当院駐車場でみつけました。
親鳥が餌を運ぶのを待っている雛鳥の姿が愛くるしいです。