ブログ

帯状疱疹と生活習慣病

  • 診療関連

帯状疱疹と生活習慣病

 

帯状疱疹発症の原因は、水ぼうそうのウイルスです。

水ぼうそうに罹ったことのある方であれば誰でも帯状疱疹を発症する可能性があります。

理由は水ぼうそうのウイルスが治った後も体内に潜み続けるからです。

特に、基礎疾患のある方は帯状疱疹の発症リスクが高くなると報告されています。

糖尿病:約2.4倍、高血圧症:約1.9倍、関節リウマチ:約2倍、腎不全症:約2.2倍上がります。

帯状疱疹に伴う痛みは様々ですが、

重症化すると数年から10年程持続することもあり、

日常生活に大きく影響を及ぼしてしまいます。

そのため、糖尿病を中心とする生活習慣病が悪化したとの報告もあります。

帯状疱疹の発症は、基礎疾患の有無のほか、加齢や疲労、ストレスが影響します。

発症予防には帯状疱疹ワクチンが有用ですが、

それと共に栄養バランスに配慮した食事、適度な運動、良質な睡眠など、

体の免疫力を維持できるよう日頃から体調管理を行うことが大変重要です。

 

猛暑日が続いております。水分補給と共に、栄養バランスに心がけた食事をしてください。

睡眠もしっかりとりましょう。

 

写真は夏の風物詩、花火です。

娘が長岡の花火を見に行きました。